アラレのナンパブログ

アラレのナンパの日々を綴ります。※全てフィクションです

ナンパのイメージは『悪』

 
ナンパに対する世間一般的なイメージはこうだろう。


"ナンパは『悪』だ"


このイメージは今も根強く残っている。


先日、"ゲームの罰ゲームでお酒を大量に飲ませ酩酊状態にした後、女性をレイプした"として某塾の塾生が集団準強姦容疑で逮捕された。

程無くして某塾の塾長も逮捕された。


この出来事は大々的に報道され、より一層悪いイメージを与えただろう。


勿論、こんなアングラな界隈が世間に認められ「やっぱりナンパは『善』だ」

なんてことになるとも思っていないし、決してならないとも思う。

しかし、ナンパをやってる身としては酒を飲ませてセッ○スすることが全てじゃないし、感謝されることだってあることを知っている。

『ナンパ』という行為自体は『悪』ではない。
そう思っている。




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「待って、そんなこの世の終わりみたいな顔する!?」

「え笑」


新宿三丁目方面で声をかけたこの子は、どこか寂しそうな顔をして歩いていた。


「おっけ、じゃあ俺コンポタージュ飲みたいから付き合って!
一人だとつまんないからBGM代わりに話してね」

ビタドメからのネカフェ連れ出し。


しばらく他愛もない話をしていると彼女から悩みを切り出した
「あのね、、」

「ん?」

「学校でー、、」


ポツリポツリと吐き出していく悩みは
端から聞くとしょうもない話に聞こえるかも知れない。

けれど、彼女自身は本当に悩んでいる。悩んでいるのであれば否定はしない。
肯定しつつ慰める。彼女が一番欲しい言葉を考えて発する


ひとしきり悩みを吐いた彼女の顔はどこか明るく見えた

「なあ、○○子」

「ん?」

「俺はー、、」


そのままギラついて即。


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 改札前、彼女は振り返りこう言った


「ありがとうね!楽になった!またね!」

「うん、またね」


そのまま改札を抜けて雑踏に紛れた。


連絡先も知らない相手に「またね」なんておかしな話だけどこれで良かった。



彼女は"悩みを聞いてくれる人がほしかった"

私は"一晩限りのセッ○スがしたかった"

ある意味需要と供給が成り立っていると思う。


連絡先を交換して、付き合う気もないのに「また逢いたい」なんて色恋要素を混ぜて話して相手が本気にしちゃったら辛い想いするのは相手。

私も色恋で盛り上がってお互い好きになってしまったが結局付き合わず相手を泣かせてしまったことがある。



だからお互い、これで良い。

割りきった関係が一番良い



世間ではナンパは『悪』だ

というイメージが根強い。


けれど本当の『悪』は


ナンパという行為ではなく


付き合う気の無いのにも関わらず相手を『本気』にさせてしまうことだと私は思っている。